ロリポップの料金未払いで契約終了！失効したドメインとサイトの復活方法

先日、「他社で作ったホームページが見れなくなった」という問い合わせがあった。

そのサイトURLを教えてもらうと、使用していたのはロリポップのドメイン「main.jp」

〇〇〇〇.main.jp

「.com」などの独自ドメインを使っている場合なら色々と調べることはあるけど、このサーバー契約のときに付いてくるドメインなら、特にいじる設定もないし、トラブルが起きることはまず無い。

ロリポップの場合、よほど悪いことでもしない限りお金さえ払っていれば消されることもないし。

そこで、

「ちゃんと料金払ってますか？」

と聞いてみたところ、

「最近払った記憶がない」

との事・・・

どうやら、料金の支払い期限が過ぎてしまい、強制的に契約終了となったようです。

当然、全てのデータが破棄されています。

URLの復活

まずは「URLの復活」から手を付けました。

ウェブサイトのURLが名刺やパンフレットなど全ての印刷物に記載されている為、なんとか同じURLを取り戻さないと面倒なことになる。

ロリポップの場合、アカウント名がそのままURLになる為、「破棄されたものと同じURLで再取得ができるのか？」という不安もあったが、大丈夫でした。

破棄されたと思われるURLを入力し、申し込みしてみると、あっさり取得できた。

データの修復

しかし、大変だったのが「データの修復」

私が制作したサイトではないので、HTMLファイルや画像データを持っていません。

過去のウェブサイトを閲覧できる「WEBアーカイブ」を利用し、なんとかHTMLデータはゲット。

しかし、CSSと画像は残っておらず。

結局、お客さんのパソコンに残っていた画像データを再加工。

CSSも組み直し、なんとかウェブサイトとして形は修復できました。

気を付けないといけないドメインの失効

今回、幸いだったのがURLを再取得できた事。

基本的に、失効したドメインは再取得できない事が多いです。

その理由は、中古ドメインとして再利用される為。

特に有名企業などのドメインは検索エンジンからの評価が高く、そのドメインにアップされたページは検索結果の上位に表示されやすくなっています。

だから、良いドメインはすぐに他の誰かに取得されてしまいます。

以前、私が不要になって手放したドメインは、アクセスした瞬間にセキュリティソフトがガンガン警告を出す中華系サイトに生まれ変わっていました・・・・

もしこれが、さまざまなサイトからリンクが貼られているようなサイトだったと思うと、ゾッとする・・・

せっかくサイトを見に来てくれたユーザーに迷惑を掛けてしまいますからね。

ちなみに、今回のようにロリポップからもらえるドメインではなく、独自で取得したドメインの場合、失効して二か月以内なら復活できることも多いです。

ただし、有料。

だいたい、1万円～2万円です。

※復活できる期限や料金はドメイン会社によって違います。